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チップ大破:米国による中国での販売制限を受け、NVIDIA 部門が沈没

[9月1日 ロイター] - エヌビディア(NVDA.O)とアドバンスト・マイクロ・デバイセズ(AMD.O)が米政府当局者らに最先端技術の輸出を停止するよう指示したと発表したことを受け、木曜日の米国の半導体株は急落し、主要半導体指数も3%以上下落した。人工知能用プロセッサを中国へ。

 

Nvidiaの株価は11%急落し、1日としては2020年以来最大の下落率を記録する一方、小規模なライバルであるAMDの株価は約6%下落した。

 

正午の時点で、エヌビディアの株式市場価値は約400億ドル相当が蒸発した。フィラデルフィア半導体指数 (.SOX) を構成する30社は合わせて約1000億ドル相当の株式市場価値を失った。

 

トレーダーらは、ウォール街の他のどの株よりも多い、110億ドル相当のエヌビディア株を取引した。

 

Nvidiaの人工知能向けトップコンピューティングチップのうち2つ、H100とA100の中国への輸出が制限されたことにより、今会計四半期の中国への潜在的な売上高に4億ドルの影響が出る可能性があると、同社は水曜日の提出書類で警告した。続きを読む

 

AMDはまた、米国当局者から同社の最上位人工知能チップの中国への輸出を停止するよう指示されたが、新たな規則が同社のビジネスに重大な影響を与えるとは考えていないと述べた。

 

米国の半導体企業のほとんどが設計した部品が製造されている台湾の運命をめぐる緊張が高まる中、米国政府の禁止措置は中国の技術開発に対する弾圧の強化を示唆している。

 

シティのアナリスト、アティフ・マリク氏はリサーチノートで「NVIDIAの最新情報を受けて、中国に対する米国の半導体規制が強化され、半導体および装置グループのボラティリティが高まっていると見ている」と述べた。

 

この発表はまた、米国と欧州の金利上昇と経済停滞によりパソコン、スマートフォン、データセンターコンポーネントの需要が減少し、世界のチップ業界が2019年以来初の売上高低迷に陥るのではないかと投資家が懸念している中で行われた。

 

フィラデルフィアのチップ指数は8月中旬以降、現在16%近く下落している。2022年には約35%下落し、2009年以来最悪の暦年業績となる見通しだ。


投稿時間: 2022 年 9 月 6 日